一歳半の娘が手足口病になったときの話

こんにちは、やちょです。今回は、1歳半の長女が手足口病になった時のことを書きます。

主に手足口病は5月頃から夏に大流行する病気ですが、気候の変化や海外からの渡航者などにより、インフルエンザ同様、年中かかる病気でもあるらしいです。

記事をみてなにかご参考になればうれしいです。

(目次)

  1. 手足口病とはなんぞや
  2. 手足口病の感染経路と潜伏期間
  3. 手足口病の症状
  4. 発症1日目
  5. 発症2日目ピーク
  6. 発症3日目と病院で診断
  7. 感想・まとめ

手足口病とはなんぞや?

2019年7月上旬。

それはちょうど保育園に通い始めて、二か月がたったころだった。保育園からのお知らせがあり、はじめてその病気の存在を知ることになった。

(手足口病が流行しており、ここの園児達も多数感染しております。もし医療機関で手足口病と診断をされた場合、発熱がおさまり水疱・潰瘍の影響がなく通常の食事がとれるようになったら登園届を提出してください。)

とのこと。

初めて聞く病名で、どんな症状になるのか、また、どのように治癒していくのかなど全く分からなかった。まぁ聞いたことない病名ぐらいだから、そこまで酷い病気ではないだろうと楽観的に考えていた自分をあとで後悔するなんて、この時には知るよしもなかった・・・・( ゚Д゚)

  • 手足口病(てあしくちびょう、: Hand, foot and mouth disease; HFMD)は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患である。病名は手の平、足の裏、口内に水疱が発生する英語病名の直訳に由来する。乳児幼児によく見られる疾患であるが、成人にも見られる。乳児ではまれに死亡することがある。夏季を中心に流行し、汗疹と間違えられやすい。(Wikipedia引用)

え!?乳児では、あまり多くないが死亡することもある!?!?

家には1歳半の長女のほかに生後二か月の次女もいた。もちろん、まだ二か月なので外には出ていない。

感染したら大変だ・・・そう思うと急に怖くなった。

手足口病の感染経路と潜伏期間

長女の場合、発症した原因として多分、鼻や咽頭からの分泌物であろう。この時期はよく鼻水が出ていた。

また、保育園では手足口病に発症しウイルスを持っているだろうと思われる子は隔離されていたが、皆と同じ空間には居た。そこで感染したのだと思われる。

  • (潜伏期間) 感染から発症までの期間は3日から5日程度とされ る(Wikipedia引用)

手足口病の症状

  • (症状) 手足口病の症状としては次のようなものがある。
  • 初期症状として発熱と咽頭痛がある。1 – 2日後には手掌や足底、膝裏、足の付け根(臀部)などに痛みを伴う水疱性丘疹が生じ、口内にも水疱が出現する。これが7 – 10日間続く。ただし、常に全ての徴候が出現するとは限らない。
  • 多くの場合、1週間から10日程度で自然に治癒するが、まれに急性髄膜炎が合併し急性脳炎を生じる。エンテロウイルス71の感染症例では、他のウイルスを原因とする場合より頭痛、嘔吐などの中枢神経系合併症の発生率が高い。また、コクサッキーウイルスA16感染症例では心筋炎合併の報告がある。
  • 出産直前の妊婦が感染した場合は、生まれてくる新生児に感染する恐れがある。ウイルス型 EV71では重症化した場合、髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺をおこし急性脳炎に伴う中枢神経合併症による死亡例が多いと報告されている。
  • 治癒後の症状として、1ヶ月から2ヶ月後に爪変形や爪甲脱落が生じる例が報告されている(Wikipedia引用)

急性脳炎!? 爪変形や脱落!?

怖すぎる!!

Wikipediaを一読し、恐怖心を感じた私は、しばらく色々なサイトなどで詳しく症状を調べた。

とりあえず重症化しないでくれ。そして次女に感染しないでくれ。それだけであった。

幸い長女の場合は、感染して4日目には無事登園することができたが、ピーク時の2日目は母子共に大変であった。

発症1日目

それは突然だった。

手足口病が流行していると保育園から聞いてから、症状について色々ネットで調べて娘の体をよく観察していた時である。

「あれ?なんか足に湿疹ができているような?」

「でも、そこまで赤みもないし、そもそも湿疹か分からない。多分これは違うだろう。」そんなことから始まった。

ネットの画像では、湿疹の赤みもひどく、すぐ見るとわかるものばかりだったので、これは違うと勝手に思っていた。その時は、熱もなく、手や口にはまだ一切症状は見られなかった。

ただ、若干娘がだるそうにゴロゴロしてテレビを見ていたのは覚えている。

だるそうにテレビを見ているところ。

あの時思えば、きっと発症して体がだるかったのだろう。

発症2日目ピーク

次の日の朝、再び体を見てみると

「あれ、太ももに小さい湿疹がある。よくみるとうっすら赤いぶつぶつがある!?」

しかし、夏の真っただ中だ。

特に子供は汗をよくかくし、このくらいのブツブツは多分あせもだろう、と勝手に思っていた。ただ念のため、数時間おきに全身をチェックして観察していた。

(夕方)

太ももの湿疹が増えている!

あれ、足の裏も少し赤いぶつぶつがある!

「これは、、、、手足口病だ!!」

娘はとてもだるそう。この時の体温は、37・5度だった。

私は、すぐに次女にも感染しないように、身構えたのを覚えている。

夜19時の段階で長女は38度を超えていた。

夕食を食べ、水分をしっかりとらせて早く就寝した。

21時

娘の息づかいが荒い、きっと熱が本格的に出てきたのだろう。

そのときの体温を測るともなんと39度5分。

高熱!!!

沢山水分をとらせ、また寝させたが、私は隣で全く寝られなかった。

深夜2時

「ぎゃーーーーーーーー!!!!!!」

という発狂した娘の声で飛び起きる!!

急いで娘を見ると、娘がなにかに怯えながら、

「やめてーーー!!!ぎゃーーーー!!!!!!」と暴れていた。

夢を見ているのではない、完全に起きて逃げ回っている。

私は目を疑った。

天井を見ながらものすごく怖がり、逃げ回っていたのだ。

私も怖くなった。えっ、まさか見えるんじゃ!?

旦那を急いで起こし、暴れる長女を抱っこしながら落ち着かせようとするが、数分寝て、また体がビクっとしては、「ぎゃーーーー!!!」と暴れる、その繰り返しだった。

娘も汗だくで逃げようとする。

その娘を抱っこで落ち着かせる汗だくの母。

これがなんと4時間は続いたのだ。

朝方、長女は泣きつかれたのか抱っこされたまま寝ていた。やっと寝てくれたとホッとしたものの、どっと疲れたのを覚えている。そしてものすごく天井が怖くなったことも、、、、

一瞬、霊的な物かと恐怖だったが、あとで調べると、娘は熱せん妄という状態になっていた。

これは、子どもに多い症状で、熱などで体温が高くなると、夢か現実か分からなくなり、パニックになるらしいとのことだった。手足口病で高熱がでて、熱せん妄になったのだ。

少し恐怖心はおさまったが、数日間は本気で塩をまこうか考えた。

発症3日目と病院で診断

娘が寝てからすぐさま1,2時間ほど仮眠をとり、病院が開くと同時に娘を連れて診察をしてもらった。

病院の先生は、娘をしばらく観察すると

「手足口病でしょうね」と一言。

やっぱり・・・

昨日、高熱で暴れて大変でした。と相談をすると、

「熱でそうなったんでしょうね、でも、手足口病の治療薬はないので熱がおさまり症状も落ち着いたら保育園に行っても大丈夫でしょう。今の症状だと熱がおさまったら登園してもいいと思いますよ」

「まだウイルスをもっていても登園して大丈夫なんでしょうか」

「食事もとれて、水疱がつぶれたり痛そうでなければ大丈夫ですよ」

先生の言葉を聞いて、いっきに安心した。

幸い、娘は湿疹が広範囲だったが水疱にならず、口の中にもできていなかった。

発症三日目の夕方

まだブツブツはあるが、少し引いた気もする。

発症4日目には、無事、熱も下がり湿疹もだいぶおさまって保育園に登園することができた。

しかし、高熱で初めて熱せん妄が出て娘も私もパニックになったあの日のことは今でも忘れない。

感想・まとめ

手足口病に娘が感染し、その病名を初めて知ることになったが、熱が出た日は本当に大変だった。

でも、ブツブツ自体はそこまで酷くならなかったので唯一そこは良かったといえる。

これが口の中などにブツブツができた場合は、水疱となり潰れると痛くてご飯を食べなくなったりするらしい。手足にできた水疱も治る段階で、潰れている画像をネットで見たがととても痛そうだ。

この手足口病にかかる患者は、五歳以下の乳幼児が約9割である。感染して免疫力がついてくるのだ。大人はすでに免疫がある場合が多いが大人も発症することがあるので、油断は禁物だ。

多分、来年あたりは次女も感染していることだろう。わが子が病気で苦しむ姿を見たくないが、免疫をつけていくための段階として仕方がないところがある。そうやって少しずつ病気に強くなっていってくれ!!

ちなみに、手足口病での水分補給として大活躍した必需品の経口補水液オーエスワン。

ゼリー状になったものも口が痛いときに飲みやすく便利でした。

それでは皆様もお気をつけて下さい!!でわこのへんで。