不動産業界10年、同業種で転職3回。
全国展開している鬼ブラックな不動産屋、地元の小さな不動産屋、上場している超ホワイトな不動産屋の3社を転職して、「管理・賃貸・売買・リフォーム・建築」様々な勉強をさせてもらいました。会社や地域によって顧客管理・利益の上げ方・不動産に対する考え等が異なることをしれたので転職を繰り返して大正解でした。
転職の中で能力の高い上司に仕事の仕方を教えてもらい人生を変えてもらいました。そして、営業として新人賞獲得や全国ランキング2位獲得などで自信もつきました。給料で会社を選んだことがなく、「何を勉強できるか?」が転職の基準でした。
先日、下記のツイートをしました。
不動産を仕事にしたのは、自分の手の届く範囲(家族や友人)の人の役に立てると思ったから。でも、転勤で役に立ちたい人の役に立ててない。そこそこの給料と休日をもらい不満足ではないけと、なりたい自分ではない。仕事する意味がわからなくなってきてる今日このごろです。
— はるろぐ@月1,000円ブロガー (@harumitsu0112) 2019年3月27日
両親や兄弟には「良い会社なのになぜ?」と大反対されていますが、会社のために生きているわけじゃないので、仕事をやめてフリーランスになります(年内に方針を決定し、来年には退職予定)。思い返せば、転職も全て事後報告でした。心配ばかりさせている親不孝者ですね。
退職を決めた理由はツイート以外にも3つあります。
- この会社の収入の限界を知ったことと憧れる上司がいない
- 会社員よりフリーランスのほうが仕事を楽しんで豊かに暮らしている
- 失敗しても死なない、挑戦して失敗したら会社員に戻れば良い
退職理由はツイートの「自分の手の届く範囲で役に立ちたい」が90%を占めていまます。嫁には申し訳ないですが、一番の退職理由は僕のわがままです。
残りの10%は論理的に辞めたほうが得だし豊かになれると思ったからです。わがままで始まりましたが、論理的に考えてフリーランスのほうがリスクも少なく豊かになれると考えました。
フリーランスのほうがリスクがすくない?頭おかしいんじゃないの?とおもったかたもいると思います。下記の記事を読んでも会社員は安泰と言えますか?
大企業に勤めている45才以上が、希望退職・早期退職のターゲットにされています。45歳で職を失うって自動車や住宅のローン大丈夫ですかね。さらに、45才以上って再就職しにくい年齢だと僕は思います。
フリーランスになる4つの理由を深掘りしていこうと思います。
- 1.自分の手の届く範囲(家族・友人)で役に立ちたい
- 2.この会社の収入の限界を知ったことと憧れる上司がいない
- 3.会社員よりフリーランサーのほうが仕事を楽しんで豊かに暮らしている
- 4.失敗しても死なない、挑戦して失敗したら会社員に戻れば良い
- まとめ
1.自分の手の届く範囲(家族・友人)で役に立ちたい
冒頭でもお話しましたが、ただのわがままです。かっこよく言えば、僕の使命です。
不動産は大きなお金が動く場合もあります。完全歩合制(通称フルコミッション)の会社もあります。完全歩合制の場合は売上がないと給料が0円となります。そうなると、お客様にとって本当に最善の提案ではなく、不動産営業マン本意な提案になります。
完全歩合制じゃなくても、不動産営業は歩合がつくので、売れば売るだけ給料や賞与に反映される場合があります。
転職を3回行い、数100人の不動産営業の提案を横で聞いたり、お客さんのふりをして営業を受けたりしましたが、「本当にお客様の利益を優先しているのか?」と疑問に思うことが何度もありました。
大切な資産を預かり、将来を変えてしまう可能性もある仕事なのに、根拠も示さず売却価格の提示などを行い、強引に媒介契約を行う、自分本位の提案をする人を見てきました。そんな悪徳不動産仲介屋の被害にあってもらいたくないという思いから「自分の手の届く範囲で役に立ちたい」と思うようになっていました。
極論ですが、家族が一生に一度あるかないかの取引で詐欺にあったら悔しいじゃないですか。
2.この会社の収入の限界を知ったことと憧れる上司がいない
年3〜4回海外旅行へ行き、妻や子供に欲しいものを買ってあげ、家族との時間を大切にしたいと考えていますが、この会社だと無理だと感じました。
上場している企業の会社員の方で年収1000万円前後が年収の上限です。地方や非上場企業になると500万円から800万円程度です。なおかつ、毎日忙しくヘトヘトになるまで働き、家族と過ごす時間を奪われています。
直属の上司を見ても憧れません。この会社で頑張ってもその憧れていない人にしかなれないと思うと、勉強することがなくなったら辞めるしかないと思いました。
僕が憧れる人はフリーランスで1000万円を月で稼ぐこともあります。海外を点々としながらツイッター、YouTube、Facebook等のSNSで情報発信をして仕事を獲得しています。6年前は企業で失敗して月5万円の収入で実家で暮らしていたそうです。
【目標とするマナブさんのブログ:manablog】
3.会社員よりフリーランサーのほうが仕事を楽しんで豊かに暮らしている
実際に仕事やお客様で色々な業種のフリーランサーにあって話をする機会があります。フリーランサーの方に会ったときに必ず「仕事はたのしいですか?」と質問をしますが、大半の方が「辛いときもあるが楽しい、全てが自己責任だから」等の前向きな発言です。
会社員の方にも質問するのですが、愚痴だったり、後ろ向きな発言が多く、良いなと思う人に会うことは少なかったです。
4.失敗しても死なない、挑戦して失敗したら会社員に戻れば良い
フリーランスで足踏みをしてしまうのは「失敗」のリスクではないでしょうか。
飛び抜けた収入を得ることが出来ない会社員でいるより、技術や能力があるならフリーランスで挑戦したほうがより豊かに生活できる可能性があります。
何も起伏のない会社員でいるよりは、自分の力も試せるし上手く行けば豊かになれる。失敗しても会社員に戻れば良い(フリーランスで経営感覚が手に入るはずなので、起業経験のない社員より役立つ)。
失敗に目がいきがちですが、メリット・デメリットを天秤にかけたときに、メリットが大きいと判断したんですよね。
簡単にまとめてみました。
▼メリット
- 会社員よりも豊かに暮らせる(経済的・時間的・人間関係)
- 会社やお金の依存から解放される
- 家族を第一優先することができる
▼デメリット
- 貯金を失う可能性がある(業種にもよる)
- 借金をして自己破産(クレカ、ローンが利用不可)
- 仕事がないと辛い
やはり、僕はメリットのほうが多く魅力を感じます。人それぞれ優先するものが違うので一概には言えませんが、みなさんはどうでしょうか?
まとめ
人生で何を最優先するかはっきりしている人は、どんな働き方をしないと行けないのか考えてみると良いと思います。
僕のように、家族や友人の近くにいて不動産の取引を手伝いたいと等の思いがなく、ゆっくり波風たてずに生活したいという方は、会社員でも全く問題ありません。
自分がどういきたいかを考えることが大切ですね。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。