こんばんは。
「飽きる」とは一種の成長のサインだと考えています。自分と対話して飽きている理由を知れば成長の糧にすることができます。
昨日、下記のツイートをしました。
飽きたから仕事を変えると言うとおかしいと言われました。
紙とペンで計算する事に飽きたから電卓ができたし、川に水くみに行くことに飽きたから水道ができた、歩く事に飽きたから馬に乗った。
飽きる事ができたから人間は進歩できたんじゃないかな。飽きると事は成長のサインだと考えています。 pic.twitter.com/RK9TUnev4k
— はるろぐ@月1,000円ブロガー (@harumitsu0112) 2019年4月6日
このツイートを深堀しようと思います。
「飽きたので仕事辞めようと思う。」と言うと周囲から罵詈雑言を浴びさせられることがほとんどだと思いますが、僕は「飽きる」に前向きな考えを持っています。
この記事は下記3点について考えた記事です。
なぜ飽きるのか?
結論から言います。成長していないからです。
学びがあれば、成長欲求が刺激され、飽きたと感じることはありません。「飽きた」と「嫌い、面倒」は別物なのでしっかりと自分と対話して判断してください。
もし、今の仕事が「嫌い、面倒」なら、すぐにやめて、自分が望むスキルを習得できる、会社へ転職することをお勧めします。
余談ですが、「嫌い、不向き」だと感じたら、仕事を変えるべきだと考えています。
嫌いなことを続け、時間を浪費するなら、好きな仕事が見つかるまで、転職を繰り返すほうが今の時代は早いと思います。
飽きたと感じた時に何が起こっているのか。
「飽きた」とは成長のサインです。
成長のスタートラインに立っているのです。自分で一歩踏み出すだけです。
仕事がバリバリできる人も、まあまあな人も、できない人も、「飽きた」は共通して感じます。仕事ができるできないは関係ありません。
成長のチャンスだと理解し、なんで飽きているのか?と落ち着いて考えてください。
きっと、成長欲求が満たされていないはずです。作業が仕組み化されてマンネリ化していませんか?同じことばかり繰り返していませんか?意識せずできるから思考停止して作業していませんか?
落ち着いて考え自分と対話をしていれば、「飽きた」を成長へつなげることができます。
僕は10年以上サラリーマンをしています。飽きを感じることは何度も有りました。20台前半では、自分との対話ができておらず「飽きる=転職」と考えていました。
下記は、僕の「飽きた」時の体験談です。20代前半とそれ以降で「飽きた」に対する考え方が 全く違います。
▼仕事内容(不動産仲介業)
- インターネットに物件写真を載せるための写真撮影
▼飽きるまでの思考の変化
- お部屋が広く、見栄え良く綺麗に撮りたい
- 一眼レフカメラの機能を使いこなしたい
- 問い合わせがたくさんあるような写真を撮りたい
- 他社と差別化するような写真を撮りたい
- 短時間で効率的に良い写真を撮りたい
- 蓄積したノウハウを他人に教える
- 飽きた・・・
▼飽きたときの状態(表面上:自分との対話ができてない)
- 面白くないな、仕事変えようかな
- 写真撮影は上手く出来るし、適当に仕事して終わるか
▼飽きたときの状態(本当の自分:自分との対話済み)
- 新しいことしたい、成長したい
- 撮影に関する小技やスキルなんかないの?
- 撮影スキル習得したから、不動産に関する他のこと取得するか
僕の肌感覚ですが、「適当に仕事して終わるか」状態の人が一番多いと思います。
転職するわけでもなく、無難に仕事を終わらせて、成長のサインに気づかず、チャンスを逃し毎日をなんとなく生きている人。
年功序列制度も崩壊し、実力必須の世界になりつつあります。現に、富士通・コカコーラグループ・日本ハム・NEC・カシオ計算機などの大手と言われる企業が45歳以上の早期退職者や希望退職者を募っているニュースが先月話題になりましたよね。
年功序列制度で、能力がないのに給与が高くて、会社に必要とされていないサラリーマンが多いことがわかりますよね?
「飽きた」と正面から向き合い、成長のチャンスにしましょう。今からの時代は成長し続けないと生きていけません。
飽きたと感じたら何をするべきなのか?
結論から言うと、落ち着ける場所でゆっくり「なぜ飽きたか」考えることです。
ありきたりですが、これが真実です。
冒頭で「飽きた」と感じたら、成長のサインと話しました。が、根本的なことを言うと、長期的なビジョンがないからです。長期的ビジョンがある人はしなければならないことが明確なので、飽きを感じることがないのです。
意識するまでもなく、常にビジョンに向かって成長を続けているからですね。
下記記事は、孫正義社長などのビジョンについての考えが書かれています。
ジャック・マーには「105年続く会社」というビジョンがある。孫正義には「300年ビジョン」、ジェフベゾスにはテキサス州の山岳地帯に建設中の「1万年時計」が、彼の超長期的思考を表現している。
「長期的なビジョンがない→成長することを忘れる→飽きる」これが真実です。
ただ、長期的ビジョンをもてと言われてもなかなか持つことが出来ないのが現実です。
なので、成長することにフォーカスし、下記3つを行います。
1.今の仕事のスキルを掘り下げていく
不動産仲介業で分譲マンションの販売が得意だとしたら、今ある知識をさらに深めていくのです。「築年数により地震に対する性能はちがうのか?」「上階になれば防犯率がさがるのか?」「高齢者は戸建てと分譲マンションのどちらを好むのか?」など、分譲マンションの売買仲介の専門家になるのです。
2.今の仕事と関連するスキルを開拓し習得する
分譲マンションの販売が得意で、知識が十分に有り、重箱の隅をつつくレベルであれば、賃貸仲介のスキルを習得してみるのです。分譲マンションを貸し出せる相場賃料や借りる方のニーズ等がわかれば、購入後に何らかの事情で引っ越す可能性があるお客様に、リスクヘッジで賃貸に出して所有し続ける事が可能です。と提案することが可能です。
不動産関連で話をしましたが、ブログを書く。でもOKだと思っています。僕はブログを書き始めて、文章が上手になりました。読者に対して読みやすく工夫をするようになったので、お客様へのメールや手紙に生かされています。
3.1と2どちらも嫌なら転職し業種を変更する
何かの間違いで、その業界に入ってしまったのでしょう。すぐに退職願を書いて、転職活動か自力で稼ぐ方法を取得しましょう。時間がもったいないですよ。
以上です。
何度もくり返しますが、「飽きた」は成長のサインです。見逃すことなく、きちんと向き合い、成長のチャンスにしましょう。